私は中学生の時、いじめにあった。
いじめられててもさ、それなりに話したり、仲良くできる子たちも少ないけどいたんだよね。
だから、本当にボッチになることはなかった。
浮いてはいたけど。(笑)
だけど、いじめっ子って、ターゲットがどういうことされたら精神的に追い詰められるのか本当によくわかってるよね。
私と仲良くする子たちに「あの子と友達なの?」って、聞いて回るようになったんだ。
そんなこと、私は知らなかったんだけど、仲良くしてた子の一人が「しのさんと友達なの?って聞かれたよ」って、わざわざ報告しに来たの。
「私、友達じゃないよって言っちゃった」とも、報告してきた。
ヒーローになりたかった。強い自分でいたかった。
いじめられっ子のくせに、正義感が強かった私。
「いいよ!私と友達って言ったら、あなたまで嫌がらせされるかもしれないし!」
「また、そんなこと聞かれたら、そう言っていいよ!」
そう答えたんだ。
そう答えることで、その子をいじめから救ったように気持ちになりたかった。
そして、そう言える自分を「強い」と、思いたかった。
私は強いから大丈夫。
そうやって思い込むことで、必死で心を守っていたのだろう。
本当はさみしかった。孤独で死にそうだった。
「私、友達じゃないよって言っちゃった」
そう言ったあの子は、悪くない。
だって、嘘をついていない。
確かに、話したり、ちょっと仲良くしているだけで、私たちは決して「友達」ではなかった。
この出来事は、私にその事実を突きつけた。
中学生の私には、本当に「友達」がいなかった。
でも、「強い自分」を作り上げることで、その事実から目をそらした。
だから、余計に孤独になったのかもしれない。
だってさ、見えないふりでもしないと、寂しさで押しつぶされそうだった。
孤独で、死にそうだった。
助けてって、叫びたかった。
でも、そんなこと言ったら、その事実を認めることになる。
この時、私が無理にでもその現実から逃げなかったら、本当に「心」が死んでたんじゃないかと思う。
解決はしなくとも、時間が心を癒すのは本当。
昔はね、しょっちゅう虐められてたことを思い出してた。
それで悲しんだり、怒ったり、それをバネに努力してみたり…
過去の自分は、本当に心がトゲトゲしてた(笑)
でも、中学生の時から10年以上たつと、完全にとは言わないけど心は癒されてます。
過去を変えることなんてできないし、「いじめ」が解決したわけでもない。
ただ、過ぎ去っただけ。
そして、今の私が、中学生の私に言えることは…
独りが気楽でいいなんて強がらなくていいよ。
一人が好きでも、独りは嫌いでしょう。
孤独が本当に好きな人なんていないよ。
大丈夫、「今」ひとりじゃないから。
過去の私は「信頼できる誰か」なんて、一生現れないと思ってた。
でも、「今」います。
もし、孤独で死にそうな人がこの記事を読んでるなら、諦めないでほしい。
孤独を消してくれる存在が、現れることを。
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学生時代からどこに行っても馴染めなくて虐められたり孤立したり一人ぼっちでした。
コミュニケーションや心理について勉強したり自己啓発本を読んだりして、環境を変えたり振る舞い方を変えたり試行錯誤したものの、誰とも親しくはなれないまま、気付けばおばさんと呼ばれ需要のない人間になってしまいました。
人と関わるなかで辛い思い出ならいっぱいあるけれど、楽しい思い出がありません。
友情や愛というのはテレビや映画でしか見たことがありません。
孤独を消してくれる存在、現れるのでしょうか。
私もコミュニケーションや自己啓発の本を読み漁っていたことがありました。
きちんと数えたことはありませんが、少なくとも50冊以上は読んでます。
でも、それらの本で問題が解決されることはありませんよ。
書いてあることは、結局「行動しろ」の一言に尽きます。
つまりは、あなたが行動するしかないのです。
私も、あなたと同じように孤独を消してくれる存在が一人でもいいからほしいと悩んだことがあります。
今、その悩みがないのは見つける努力、行動を起こした結果です。
あなたにも孤独を消してくれる存在が少しでも早く現れることを祈っています。